どちらが良いかはその人次第

協力の仕方の基本方針は2つのパターンがある!

職種を越えて働くメリット・デメリット

基本方針のパターンの一つ、職種を越えて柔軟に働くべきという方針について掘り下げてみましょう。職種を越えて柔軟に働く事で得られるメリットは、スキルや経験の幅を広げられる事です。実際に働いてみるとこちらの方が合っていたという仕事を見つけられるかもしれません。また転職する事になったとき、できることが多いと選べる求人の幅も広がります。しかし一方で、自分がやりたい仕事が決まっている場合は、その仕事に集中して取り組めないため、不満を感じるでしょう。1つの仕事を極めるのには不向きな方針です。

介護の職種に対する考え方と協力のあり方

介護現場では限られた人数の職員が上手く協力して必要な仕事をこなし、利用者に満足してもらえるサービスを提供する事が目指されています。その為にどのような形で協力していくかは職場によって方針が異なっているのも確かで、そのあり方に対して不満を抱いてしまう人もいるでしょう。特に専門職として介護現場で働いている場合には、自分の専門の仕事はほとんどやる機会がないのが不満になっているケースもあれば、専門の仕事しかできなくて他の業務に携われないのを不満に感じるケースもあります。

重要なのは自分の考えに合っている協力の仕方を基本方針としている職場を選んで働く事です。人手が少ないのだから専門職だからといって専門の仕事だけに従事するのではなく職種を越えて柔軟に働くべきという方針を立てている職場もあります。一方、適材適所にする事で業務効率を上げるという考え方に基づき、職種ごとに専門性を発揮して分担すべきという方針にしている所も少なくありません。

どちらの方針を立てているかは経営理念を確認したり、職場見学をして様子を見てみたりするとはっきりとわかります。後悔しない為にも、協力の仕方はどのような方針を取っているのか、転職する前の職場選びの段階で詳しく調べておく事が大切です。職場には同じ考えの方が集まっている事が多いため、職場選びで成功すると良好な人間関係を築きやすいでしょう。もちろん良好な人間関係を築く為には、協力の仕方に関する考え方の他にもポイントはあります。良好な人間関係を築くポイントはこちらの「介護職の醍醐味はチームワーク」で紹介されているため、読んでみると良いでしょう。